お洒落はさりげなく

どうも。
ちんがらや4代目です。

今月(10月25日(金)〜28日(月))開催する「次代を担う造り手展Vol.4〜岡田その子の世界展」

次代を担う造り手展Vol.4~型絵染・岡田その子の世界〜開催予告

この日のために岡田さんに図案から作成して貰いました。
他のどこにもない、完全オリジナルの1本。

要望をお伝えして、それに基づいていくつか図案を作ってもらい。
と言うやり取りを何度か重ねて出来上がった型紙がこれ。

そして、染め上がってきた作品がこれ!

モチーフなんだか、ピンと来ました?

団子があって・・・。

青鬼に、桃に・・・。

島があって、
船があって。
犬、猿、キジも見つかりました?

そう。正解は桃太郎!
(岡山県に因んだ図案ということでリクエスト)。

岡田さんの童話のような作風で
丸の中に物語のモチーフを散りばめた図案。
この丸も、お団子のイメージでした。

桃太郎がどんとお太鼓に登場する図案もあったんだけど
あえて、主人公は入れず、想像してもらう形にしました。

なぜかって?
「桃太郎だ!どうだ!!」って、帯より
さりげなくモチーフを散らして
「あっ!よく見たら桃太郎だっ!」って
見た人に見つけてもらった方が、断然お洒落だと思うから。

この帯みたいに色々なとっかかりがあれば
例えば、
酉年(キジ)
申年(猿)
戌年(犬)
月見・花見(ダンゴ)
節分(鬼)
桃の節句(桃)
端午の節句(桃太郎)

てな感じで、色々と引っ掛けて色々なシーズンやシーンにお洒落に使える。

裏千家と遠州流の大きな先生が共著されてるお茶の装いの本にも
気軽な大寄せの茶会なんかは「季節柄の染帯でお洒落に」と記載のある通り。

「季節を楽しむ」っていうこと。
そして、「さりげなく匂わせる」ということ。

これは日本人のお洒落のキーポイント。

お茶人さんにだって、お洒落で着物を楽しみたい人にも。
自信を持ってオススメできる作品になりました。

ご興味のある方は、ぜひ、実物を見にきてくださいね。

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