浴衣の洗い方

高校野球、面白いですよねぇ。
小さい頃は、遥かに大きなお兄さん達が頑張ってるって感じだったのに
いつの間にか、彼らのダブルスコア以上の年齢に・・・。

先日に引き続き、浴衣のお手当の話。
今回は、お家でお洗濯する方法です。

お家洗いするかどうかのチェックは前回の記事を参考にしてくださいね。
↓前回の記事はこちらから↓

浴衣のお手入れ

まず、陰干ししておいた浴衣を畳みます。
畳み方は本畳みといわれる一番オーソドックスな畳み方。
これが一番、シワにならず、量も取らない畳み方です。
本畳みの方法もまた、別に説明しますね。

(本畳みはこんな感じ)

次に、洗濯ネットを用意します。
洗濯ネットは余り過ぎると良くないので、今回は37cm×42cm程度の物を使っています。

洗濯ネットにピタッと入る程度の大きさに浴衣を畳みます。
本畳みから三つ折りをしてから、ネットのサイズに合わせるのがオススメです。
写真は少し、ネットが余り気味なので良くない例ですね。

(ここからぴったり収まるように調整します)

プリント物はあまり問題ありませんが、注染浴衣は色落ち・色移りの可能性があるので
他の物とはわけてできれば単独で洗濯機へ。

使用するのは「中性洗剤」です。
漂白成分や蛍光成分の入った物は、変色の原因になるのでNG。
気をつけてくださいね。

また、全自動で乾燥まで掛かってしまうと、縮みや変なシワが残る原因になります。
必ず、脱水までで止めてください。
当店のお客様は脱水も最後までかけず、30秒ほどで停止される方が多いようですね。

脱水が終わったら、ハンガーへ干す・・・前に、シワを伸ばしてアイロン掛けをしましょう。
まだ濡れている間にアイロンをかけることで、シワが綺麗に取れます。
まず、アイロン掛ける前に、全体を引っ張ってシワやヨレを直します。
特に仕立ての前に水通しをしていない浴衣の場合、生地が縮んでいることが多いので
縫い目が破れないように注意しながら、幅を出すつもりでしっかりとひっぱります。

一通り全体の形が整ったら、いよいよアイロン。
アイロンの温度は木綿に合わせてくださいね。
慣れてくると、はじめから「高温」で一気にシワを取られる方もいらっしゃるようですが
失敗するリスクもありますので、自信がつくまでは避けた方が無難です。

裾側から順にアイロンをかけ、全体にシワが取れたらハンガーへかけて陰干しです。
この時、全体に歪みがないかもう一度確認してみてくださいね。
歪みがあれば、歪みを正すように全体を引っ張ります。
濡れている間であれば、これで大丈夫。
あとは乾くのを待って、畳んでしまってくださいね。
お疲れ様でした。

文字に起こすと大変そうですが、やってみると案外できちゃう感じです。
洗濯機が不安な方は浴槽にぬるま湯をためて押し洗い。
脱水だけ洗濯機にかけるというのもオススメ。

万一、上手くいかなかった場合は、信頼できるきもの屋さんにご相談くださいね。
お手当代を節約して、楽しい浴衣ライフをお過ごしください!

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