夢二のたんぽぽ(お嫁に行きました)

毎日、暑い日が続きますね。
というのが、定番の挨拶になってきました。

みなさん、体調崩していませんか?
うちは、昨日から2歳半の長男が発熱してしまいました。
生まれたての長女の面倒も見ながら、夫婦で右往左往しています。

「着物」とは別格の親しみやすさですっかり夏のお出かけ着として定着した浴衣。
世の中ではとってもカラフルな物が溢れています。
当店でもオススメしますし、とっても素敵な着姿になりますが・・・。
本日はあえて、オーソドックスな1枚をご紹介します。

それがこちら。
浴衣の老舗、東京は三勝さんの「夢二 たんぽぽ」です。
色は超オーソドックスな紺白。
型を彫り、職人さんが染料を注ぎながら染める注染という技法ならではの深みと味があります。

写真では中々表現できませんが、「黒」とは違います。
安価な黒地の浴衣が持つような暑苦しさはなく
すっきりとした涼感が漂います。

あえて、多色にせず。
オーソドックスな紺白に上げることで、どこか懐かしさも感じさせつつも
カラフルな現代では却って、新鮮で、狙いすぎない浴衣姿を演出できます。

模様は竹久夢二の描いたたんぽぽがモチーフ。
大胆な柄ながら、女性らしさが引き立ついい柄付けです。
学生さんから、30〜40代の大人の女性まで、帯合わせで着まわせる懐の広さも魅力です。

8月は夏祭りが目白押し。
今年の1枚に迷っているなら、こんな一枚もオススメです。

当店では7/30日(月)まで。
「竹林柚宇子日本画展〜しあわせ〜」も絶賛開催中です。
この機会にぜひ、優しい日本画の世界に触れてみてください。

(10号「おきがえ」)

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