新緑茶会の準備

明日4月29日(日)は、裏千家淡交会津山支部主催の「新緑茶会」です。
いつもは先生方のお手伝いをさせて頂くことの多い支部のお茶席ですが
今回は、ちょっと違います。

なんとっ。
我々津山青年部が、なんと本席を担当させて頂くのです。
実は津山青年部が所属する青年部の東中国ブロックが
今年度発足50周年を迎えます。
ブロックでは5月の記念大会に向けて、昨年より各所属青年部が
宗匠書下ろしの扇面と、大宗匠作のお茶杓を繋いでお茶席を開く
「リレー茶会の津山青年部席」も兼ねています。

本日は、そのお茶席の準備に行ってきました。

会場は地元の聖徳寺さん。

(炉を切ってあると、畳の下はこうなってるんですね)

ギリギリ炉の時期なので
畳を上げて、炉壇(ろだん)を据えるところからのスタート。
親会の先生方にご指導いただきながら、
おっかなビックリ灰を入れて
炭を継ぐための懐を意識しながら
灰型を整えます。(もちろん、4代目でなく先輩が)

畳を拭いて
床周りを掃除して
床を拭いて
と、お掃除に始まるのがお茶の世界。
(灰は舞うので、お掃除→灰→もう一度お掃除な流れです)

毛氈をひいたり、正座がつらいお客様のために
長椅子を用意したり。
お道具以外の設えをせっせと整えます。

同時並行で、表道具(お点前に使うメインのお道具)の準備。
棚、水指、棗、お茶椀は主茶椀と替え茶椀。
リレーで回ってきた大宗匠作のお茶杓。
蓋置は、先日のナショナルカンファレンスの時に僕が一目惚れした物。
建水も、青年部の先輩がナショナルカンファレンスで手に入れた物。
火入れやタバコ盆。
お点前をするには、本当に色々な道具が必要です。

しかも、大部分はそれぞれの親先生から借り受けた、
大切なお道具たち。

万が一にも「ついうっかり!」が無いように
慎重に丁寧に箱から取り出して、整えていきます。

大寄せのお茶席ではお点前だけでなく
点出しの準備も必要です。
お湯を沸かすコンロ。
点出し用のお茶椀もしっかり準備。

(先輩と後輩が一緒になっての準備はとても勉強になります)

忘れてはいけない、お菓子の用意もありました。

あらかた準備ができたなら
明日お点前をしてくれる仲間と一緒にリハーサル。

(本番のお道具を使ってのリハーサル。流れるような綺麗なお点前)

お道具組から始まって4ヶ月以上時間をかけて、
仲間と一緒に準備してきた大切な1日です。
全ては、明日来てくださるお客様にお抹茶を通じて
一服ならぬ「一福」を味わって頂くこと。

明日は4/29日(日)午前9時〜午後2時まで。
津山市小田中の聖徳寺さんにて、皆様のお越しをお待ちしております。

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