東中国ブロック50周年記念大会

僕が所属している茶道裏千家淡交会津山青年部。
5/26日・27日とその上部団体である、東中国ブロックの50周年記念大会が
岡山市の岡山国際ホテルを会場に行われ、津山青年部の仲間と参加してきました。

ご宗家からは裏千家の次代を担う千敬史様をお迎えし、
記念式典・記念の座談会・懇親会に濃茶・薄茶の2席と
充実の内容でした。

何より感動したのは、青年部の卒業生からなる知新会の皆さんが
設えてくださった濃茶席。

茶道未経験の方には馴染みの薄い濃茶ですが
シャカシャカと茶筅を振らず、しっかりと「お茶を練る」ことで
トロッとした、まさに濃いお茶になります。

この「濃茶を美味しく練る」ということ。
とても難しいんです。
点前として練るのも大変ですが、これが今回のように沢山の方が来る
「大寄せ」の茶席で、点出しで出される濃茶を美味しく練るというのは
場数を踏めば踏むほど、難しいことだと痛感します。

が、今回は、その濃茶が本当に美味しかった!
数人で回し飲む濃茶の場合最後の人まで、暖かいまま濃茶を
頂けるということも珍しく、感動ひとしお。

当然、お菓子も素晴らしく「わかみどり」という名の上用饅頭。

青年部のお祝いということで、外から見ると紅白のイメージ。
水引のようにのしが束ねて結んであるのが、ほのかなピンクで
可愛らしく。

割ると中身が綺麗な緑!

もう、本当に綺麗で感動!
美味しくて感動!

濃茶席だけで、いくらでも語れてしまいそうです。

現役の青年部メンバーがもった薄茶席も、趣向がこらせれていて
とってもいい席でした。

ここでも気になったのがお菓子!(食い気が・・・)

本記念大会のロゴをかたどった煎餅(麩の焼き)が
とっても手が込んでいて、目を引きました。
これ、どうやって作ったんでしょうね?

そして、庭!
見てください、この写真。

これ、ホテルの作り付け・・・・ではなく、この2日間のためだけに
庭師でもある津山青年部の仲間が作った力作!

昨年の津山青年部の50周年記念大会でも1夜で庭を作ってくれた方ですが
その実績が買われての大抜擢。
もう、凄すぎです。

懇親会では司会も務めた津山青年部の現部長を含む、4~5名の現役青年部の
女性メンバーが、着物姿でビックバンド編成のジャズバンドに混ざっての生演奏。

本当に幅広い分野で活躍している人たちが「茶道」というもので
出会い・繋がって・何かを作っていく。

お茶席での学びも沢山ありましたけど、
この出会いの化学変化も、茶道の良さの一つなんだなぁと。
そんなことシミジミと考えさせられた1日となりました。

皆さんもご興味あれば、ぜひ、一緒に茶道、やりましょうね!

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