炉の終わり

毎週木曜日は4代目が楽しみにしている茶道(裏千家)のお稽古。

手入れされた路地は新緑の緑がまぶしく
床には淡々斎のお筆の「春来草自生」の軸。
花筏撒き餌の炉縁には、高橋敬典の桜川地紋の御釜。

凛とした空気の中で、
茶道も人生も大先輩の皆様に囲まれて
見取りも含めてみっちり5時間、お稽古をつけて頂きます。

師匠のお稽古場では毎週テーマが違い、本日は四ヶ伝の日。

私は四ヶ伝のうちの「台天目」というお点前と
「茶通箱付き花月の式」をさせて頂きました。

この「茶通箱付き花月の式」。
ご存知の方は、ご存知(当たり前ですね)かと思いますが
歴の浅い私にとっては、本当に複雑でチンプンカンプン。

冷や汗はかくは、膝は痛いわ、知恵熱は出そうだわ・・・。
(本当は内容を述べたら、如何にややこしいかが伝わるのですが
四ヶ伝以上のお点前は、基本的に書物などで非公開とされているので
ご容赦くださいね)

お稽古終わった後は基本的にグッタリの私ですが
本日は、いつにも増してグッタリしながらこの記事を書いています。

来週は師匠のご都合でお稽古がお休み。
季節を大切にする茶道では、四季織織で使うお道具や
設えが異なります。
お稽古の終わりに先輩が「炉が終ったね」の一言でハッと気づかされた
季節の移り変わり。

来月からはもう「風炉」の季節ですね。

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