茶道の着物選び〜付下〜

どうも。
ちんがらやの4代目です。
 
 付下とは厳密にいうと柄の付け方の事で着物の種類ではないんです。
が現在は訪問着ほど重くない、セミフォーマルの代表格として認識されてます。
そんな付下は茶道の世界でも大活躍。
 今回は色無地が一枚あれば~と言われガチな茶道で、付下を選ぶべきシーンをまとめます。

<付下が相応しいお茶席>
茶道には茶事から季節の茶会。
格式ある茶席から、仲間内のカジュアルな茶席まで様々なシーンとそれに相応しい格があります。
中でも付下が相応しいのは

・家元が主催や献茶をされる格式ある茶席
・お師匠先生の教室の初釜やおめでたいお茶席
・初釜や地区大会などの支部の大きな茶席


<付下が相応しい立場>
 お茶席向きの着物の難しいところは席主か、お客かなど立場によっても考える必要があるところ。
 付下が相応しい立場は

・お師匠先生が主催するお茶席のお手伝い・お客として
・所属青年部などが主催の茶席の席主・点前・半東など。
・お師匠先生について、京都などでの大きなお茶席に参加する時。

 要は、ある程度ちゃんとしたお茶席は付下を選べば間違いないということ。訪問着が最も相応しい場面でも、色柄を選んだ上品な付下に格式ある柄の帯を合わせる事で訪問着相当のコーディネートが可能です。
 
 もちろん、色無地・小紋・付下・訪問着と様々なシーンに合わせて着物が用意できたら心強いけど、中々全てを揃えることは難しい。特に最初の一枚や、茶道に親しみ初めてまもない頃に誂えるなら、応用範囲が広い付下がオススメ。

<季節感のある付下・ない付下>
 日本人は上手に季節を楽しむ事ができる文化を持ってます。
その代表選手でもある茶道は特に季節感を大切にしたいもの。
季節の草花紋など、その季節を感じる付下を毎回用意できたらいう事なし!
だけど・・・経済的にも中々厳しい。

  という事で、手堅くオススメするなら
季節感のない幾何学文様や、四季草花紋など季節を感じさせない柄の付下!そうすれば、帯合わせで季節感を出すことも、出さないこともできるので非常に、応用範囲が広くなります。

例えばこんな付下は如何でしょう?

上品で控えめな短冊取りの付下

<お茶以外でも活躍>
 茶道の色無地は原則、紋付きなので、中々、カジュアルダウンは難しいところ。その点、軽めの柄つけの付下は、帯次第でカジュアルダウンもお手の物。
お着物を着てのお出かけにも活用しやすいのもオススメポイントです。

 とはいえ、茶道の世界に限定すると付下だけあればいい!とは言えないのも現実です。付下と同じくらい便利なのが色無地。
どちらかを選ぶか迷ったら、リンク先も参考にしてくださいね。

 個別でのご相談も承ってますので、お気軽に下記問合せフォームよりご連絡ください。

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