雪花絞浴衣〜朝顔〜

雨があまり降らない梅雨が続いていた岡山県北の津山市。
今朝は久しぶりのまとまった雨・・・というか、大雨です。
もう少し、風情のある振り方だと言いのですけど、まるでスコールですね。

今日ご紹介するのは写真の雪花絞。
藤井絞さんの今年の新柄です。

朝顔が咲いているように見えませんか?

雪花絞とは一反の生地を写真のように三角形に折りたたんで
その頂点を染料に浸け、その漬け方や浸透時間をコントロールすることで
いろいろな幾何学模様を生み出す技法。


漬け方や浸透時間は全て職人さんの「経験と勘」に任せられるため
日本の職人の手業が楽しめる1枚です。

この作品は緑と藍の2色を雪花の技法で染めて仕上げられています。
雪花の技法で1度染めて、別の色を染める部分を抜染(ばっせん。染料を抜くこと)して
さらにもう1度、雪花の技法で染める。

手間暇かけて生み出されたこの作品は、
半巾帯でサラッと浴衣として着用されても
名古屋帯を合わせて、夏きものとして着用されても
清涼感の中に大人のしっとりさを含んだ、
なんとも言えない着姿になること間違いなし。

藤井絞さんこだわりの綿麻生地も
さらりとした肌触りで、見た目にも着心地も爽やかです。

この夏の大人浴衣・大人夏きものとして、如何でしょうか?

ところで・・・
僕は小学生の時に理科の観察で朝顔を育てた口なのですが
今の若い方も皆さんはどうなのでしょうか?
夏休み前の終業式。学校から、大きな鉢を持って帰る姿は
風物詩みたいでしたよね。
かみさんに怒られそうですが、久々に朝顔育ててみたくなりました。

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