南風原の花織八寸名古屋帯

どうも。
ちんがらや4代目です。

突然ですがタイトルの「南風原」
読めますか?

世の中には難読漢字というか、独自の地名があるもので。
地元津山市にも、そりゃ読めないわという地名がゴロゴロ。

それが北海道や沖縄になると、そもそもの文化圏の違いなどもあって
かなり読めない地名が多いわけです。

南風原も沖縄の地名の1つ。
「はえばる」と読みます。

で、ここで織られているのが南風原花織(はえばるはなおり)。
花織は、糸を浮かせて模様を織り出す沖縄地域の伝統的な紋織の技法。
島や地域ごとに独自の模様があって、同じ花織でも雰囲気が違うのが面白い所。

今回ご紹介するのは、そんな南風原花織の八寸名古屋帯です。

八寸名古屋帯といえば、シャレにしか使わない帯でしょ?
と思われがちだけど、茶道でも場面によっては十分使える。

幾何学的で季節もない柄なので
茶道でいう、お稽古や水屋。大寄せの客などにはバッチリ。
軽めの付下げや、小紋、色無地に合わせてパーティーシーンもバッチコイ。
当然、木綿や紬に合わせてカジュアルシーンで楽しむのも◎。
案外、応用範囲が広いのが魅力。

無地感覚の御召に合わせてスッキリと。

西陣織なんかは9割方が機械織の時代だけど
この帯は丹念な手織りの作品なのも嬉しいことろ。

お太鼓柄という、お太鼓部分と前柄部分にのみ柄を配しているけど
どちらもたっぷりと幅を取ってくれているのも嬉しい。
慌てて結んで、柄が行方不明という心配もなさそうです。

日本の職人さんの手間仕事を実感でき
応用範囲も広めで、結びやすく、結構、合わせやすい。

さらに、配色そのものがとても素敵で、仕上がりも本当に美しい。

4代目おすすめの1本です。
ご興味ある方は、お問い合わせフォームかお電話でお気軽にお声掛けくださいね。

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