経錦名古屋帯〜葡萄唐草〜

どうも。
ちんがらやの4代目です。
地元津山市では秋祭りが終わり、「めっきり秋深し」の様相。
クリスマスやお正月の足音も割と大きく聞こえてくる感じです。
今日はお茶人さんにオススメの織名古屋帯のご紹介。
年末、年始はもちろん11月は炉開きという茶道のお正月。
お茶席なども増えますもんね。

経錦とかいて「たてにしき」と読む技法。
正倉院の御物に見られた織り方で、経糸の変化で模様を織出すちょっと大変な織り方。
上品で光沢のある表情が特徴です。
この帯も上品さはバッチリ。
ブルーグレーの地色は一見、合わせにくそうですがグレーで抑えてあるので案外色合わせも大丈夫。

代表的なのは人間国宝の北村武資さんの作品だけど、その殆どが袋帯。
価格も今だとどうかな。
1本、70万円だと安い方だと思う。
今日ご紹介する帯は同じ西陣で織られているけど、北村さんとは別の機屋さん。さらに言うと、機械織りで、名古屋帯。
何が言いたいかと言うと、価格がグッと抑えられると言うこと。
うちの価格で16万円付けてます。
北村さんの印がついた袋帯に比べるとおよそ1/5の低価格。
でも、とっても良い顔してるんです。
着物に合わせるとこんな感じ。
飛び柄の無地感覚小紋に合わせたら・・・。

さらに米沢の御召に合わせると・・・。

文様の「葡萄唐草」自体も織方も格式があるから
お茶席だろうが、ホテルの会食だろうがどんとこい!って装いです。
訪問着に合わせるにはちょっと弱いけど。
色無地・江戸小紋・付下なんてバッチリ。
お茶人さん(もちろん、そうでない方にも)にはとってもオススメしたい1本です。
ご興味ある方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね。
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