涼を楽しむ

昨日のサッカーW杯セネガル戦。
真夜中からのキックオフでしたが、皆さんは生中継で観られましたか?
僕は日中の疲れがどっとでて、爆睡。
今朝、結果を知ったクチです・・・。

そんな今朝ですが、地元津山。
すでにめちゃくちゃ暑い!

きもののシーズンではまだ単衣の時期ですが、
とてもそんなことは言ってられないとつくづく、感じます。

そんな、夏日が続く昨日。
うちの最年少のお客様が、お茶のお稽古の帰りに夏きもの姿を見せに来てくれたのです。
「もう着崩れてますけど」と苦笑いしながらも、
ご無理行って撮影させて頂きました。


なんとも涼やか。

こちらは後ろ姿。

ねぇ。
なんとも素敵でしょう?

地元淡交会の青年部の後輩にもあたる彼女。
ごくごく普通のOLさんですが、ご自分で着付けもこなされるのです。
まだちょっと、苦戦はされるみたいですけど。

でも素敵ですよね。
この日もお稽古の帰りだったということで、
長尾の点前が難しいとか
杉棚の扱いが面白いとか。
(↑裏千家の茶道の話)

20代前半の女子と35になるおじさん(僕です)が
共通の話題で話せるのも、茶道のおかげなのです(笑)

地元の淡交会では、昔ながらの季節感を大切にということで
6月は単衣。夏物は7・8月。と支部のお茶会などでは役員の先生方から
ご指摘を頂くのですが・・・。
それぞれのお社中や、仲間うちでのお茶席などは席主となる方に一任されています。

彼女もちょっと早いけど、先生からOK頂いてと
細かい縞模様の小千谷縮みに
唐花模様の絽綴(ろつづれ)の帯。
帯締め・帯揚げもオール夏物のコーディネート!

さすがに小千谷縮。
質感も色合いも見るからに涼やか。
無地感覚とはいえ、細かい縞模様が動きを出すのでのっぺりとした印象もなく、
グッと映える帯の「青」が印象的です。

この若さで、肩の力の抜けたこの着こなし。
すでにきもの上級者の雰囲気ですね。

おそらく、洋服ではどう頑張っても出せない
この涼感としっとり感が混在するこの雰囲気。

皆さんも是非、チャレンジしてみませんか?
目的に応じて相応しいご提案をさせて頂きます。

ちなみに。
綴織(つづれおり)そのものに格式があるとされるので
名古屋仕立てでも柄の格さえあれば、袋帯と同等の扱いです。
ということは、むすび方も一重で済むので、暑い時には本当に助かりますよね。
お茶の大先生からも、お茶席にとっても便利とお墨付きを頂いていますよ。

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