型絵染名古屋帯〜唐花〜
どうも。
ちんがらやの4代目です。
一気に寒くなりました。
みなさん、体調は大丈夫?
ちょっと汚い話だけど、我が家では現在1歳の娘は鼻水ダラダラ。
体調管理には気をつけて行きましょう。
さて、今月末に開催する「次代を担う造り手展Vol.4~型絵染・岡田その子の世界〜」に向けて、作品が続々到着。
ちょっとずつ、小出しにご紹介します。
本日はこれ。
紬の変わった織の生地をベースに型絵染で染められた名古屋帯。
モチーフは唐花・・・と思ってます。
唐花というのは、空想上の植物とされ、正倉院の御物にも用いられる文様。
エキゾチックな雰囲気が日本人に好まれてきました。
その唐花が色紙どりという構図で、大胆に染め出されています。
もうちょっと柄によってみると・・・。
こんな感じ。
茎の途中で緑から紫へと色が変化。
緑だって、濃いから薄いとボカシを交えた豊かな配色。
また、よくみると葉脈部分には銀彩が施してあったりします。
これ、間違いなく、単純に型染めを施しただけじゃなく
その上から、手で色を挿したり、銀彩を施したり。
かなりの技法を駆使しています。
それも、これでもか!
というのでなく、とってもさりげなく。
そのさり気なさが引き立てる唐花の大胆な存在感。
とっても素敵です。
前柄はこう。
こちらも大小の色紙どりで、うるさくならない程度に単調さを排してます。
帯として結んだ時にうるさくなく、かつ、柄が映える。
ご自身も着物を着る方だからこその、絶妙なセンスを感じる作品。
お洒落な装いとしてはもちろん
お茶人さんなら、大寄せのお客様。
仲間内のお茶席などに、季節を問わず使ってもらいたいと思います。
気になる方は、ぜひ、実物を見にきてくださいね!
お問い合わせも、お待ちしてます。
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