弓浜絣の生まれるところ2〜工房見学のお知らせ〜
民芸。弓浜絣の次代を担う造り手、佛坂香奈子さん。
昨日は、綿花の栽培から仕上げまで。
藍染の工程を除いて全てを自分で行う彼女の作品制作過程をご紹介しました。
今日はもう1つの特徴。
「伝統に縛られない物造り」について。
また、一般的に綿絣の柄というのはどの地域でも
扇面や鶴・亀・松など縁起物がモチーフとなっています。
でも見てください。彼女の作品です。
(これまでの弓浜絣には無かった月と星をモチーフとした図案)
(メガネケース用に織ってると笑って教えてくれた、メガネ柄)
(北欧風の雰囲気も感じる植物模様)
(伝統柄から、オリジナルまで。多彩な図案が魅力)
どれも伝統に縛られず、遊びごごろに溢れ、古臭さを感じない雰囲気の物ばかり。
「弓浜絣の特徴は藍染」と言いましたけど、実は佛坂さん、草木染めの生地も造っています。
「藍染もいいけど、それ以外の色を使うと可愛いから」と
あっさり「弓浜絣の規定」を超えた物作りをしてしまうあたり、すごく好感を持っています。
当然、藍染以外では草木染めでは「弓浜絣」を名乗ることはできないそうなのですが、
染色以外の工程は全て同じ。草木染めの場合は自分で糸染めも行うそうで
こちらはオール佛坂さん製。
「少量ならここで染められるから」と
染料となる草木と、発色させるための媒染材を工夫しながら
丁寧に手繰りした木綿糸を工房に置かれた鍋でくつくつと染めているんだとか。
「弓浜絣を作っていて一番楽しい工程は?」と尋ねると
「全ての工程が奥深くて、面白い。」
「どれだけやっても新しい発見があって、全然飽きない」と目を輝かせながら語り
「弓浜絣という名前に縛られすぎず、身に付けたいと思ってもらえる物を作りたい」と
弓浜絣の伝統に囚われないモノ造りにチャレンジし続ける彼女。
ぜひ、彼女の工房を一緒に尋ねに行きましょう。
直近では7/1日(日)7/5日(木)の2日、お邪魔する予定です。
どちらでもご都合の良い方にご参加ください。
参加費:無料
交通費:割り勘(ちんがらやから車で向かいます)
昼食費:実費(佛坂さんがオススメのお食事どころを案内してくれます)
<タイムスケジュール>
両日とも:9時にちんがらや出発。18時までにちんがらや帰着予定。
詳細は下記お問合せフォームよりお気軽にお尋ねくださいね。
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