濃紺無地 小千谷縮
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_134520-scaled.jpg)
どうも。
岡山県北の城下町津山市の着物屋4代目です。
いつもお立ち寄り頂いてありがとうございます。
皆さんは小千谷縮、好きですか?
僕は大好きです。
何がいいって、真夏の暑さの中での清涼感。
見た目の涼やかさはもちろん、着ていて楽!
そして、もう1つ大切な要素として、コスパ!!
もちろん、小千谷縮には2種類あって
手織の物と、機械織の物。
手織の物は素晴らしいクオリティですが
機械織のものだって、普段使いには抜群です。
今回ご紹介するのはこの機械織の小千谷縮の無地。
お家洗いもできて、お値段も高級ラインの浴衣に比べると
値段が上がってきたとはいえ、かなりお値打ち。
色も素敵な色が多いのもいいですよね。
夏は暑いのでどうしても爽やかな色目にものに目が行きがちですが
こちらはほら、この通り!濃紺です!
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_134529-169x300.jpg)
暑苦しっ!?
と思った方、ちょっとお待ちください。
実は、真夏の濃い色って、かなり素敵なんですよ。
昔の映画などでも、案外、薄色ではなくて
濃い色をお召しのシーンも多いもの。
照りつける夏の明るい日差しの中
濃い地の着物に、スッキリした帯
それに日傘をさして・・・・
なんて、たいそう、絵になりますよねぇ。
もちろん、男性にだっておすすめできるお色目です。
が、このお色目に関して、もう、最初っから謝ります。
何を謝るかというと・・・・
写真で色が出せないんです。
というのもこちら
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_134520-169x300.jpg)
1枚目とほぼ同時にタイミングで少し画角を変えて撮影したものです。
すでにほら、色目が違って見えませんか?
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_132450-169x300.jpg)
これは同じ時間に窓辺でとった写真。
紫が強く出ています。
かと思えば
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_132631-169x300.jpg)
平置きして撮影するとこの様に、一見黒くも見えますよね。
次の写真なんか、苦心しましたが一番、僕の肉眼で見た色に近いかも
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_132725-169x300.jpg)
もちろん、同じ反物。
ちょっとした光の加減でこんなに違った色に撮影されてしまうんです。
でも逆にいえば、合わせる帯や
お召しになる時間帯、行き先で、こんな風に全く違った色目に撮影できちゃう
可能性が高い、奥行きのある色目だといえます。
キリッとした帯でかっこよくまとめるのも良いですが
僕はどうしても可愛い好みなんでしょうね。
つい、こんな風な帯を合わせてしまいました。
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_131932-169x300.jpg)
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240410_132135-169x300.jpg)
おすすめの着用シーズンは7月、8月。
6月末ごろから先取りでご着用いただけて、9月9日くらいを目処に
長襦袢を着て、盛夏の着物として楽しんでいただけば良いと思います。
無地なので、軽めの袋帯なども十分に乗りますよ。
ただし、お茶席でご着用になるなら麻の特性として
シワが付きやすいので、長時間の正座のあとは、
裾が上がってしまうかも。
立礼席などなら全然問題ないと思いますよ。
価格は反物代で55,000円(税込)です。
参考までに誉田屋さんの浴衣が税込49,500円〜
夏着物として考えるならかなりのコスパだと思います。
お仕立代に関してはバチ衿・居敷なし。背ぶせ・水通しありで28,160円(税込)
熟練の和裁師さんによる手縫いです。
ここから、衿や居敷当てなどでお値段変わってまいります。
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