デニムのきもの

先日、倉敷に遊びに行ってきました。
ご存知の通り、倉敷の児島は国産ジーンズの聖地。
倉敷の美観地区を歩いても、デニムきものをレンタルして歩いてる人がちらほら。

これって、面白いですよね。
デニムきものの面白さは、僕も好きです。

が反面、「きものを快適に着てもらう」という視点からみると
ジーンズに加工される生地をそのまま使って、きものを作りました!
というデニムきものは、固すぎて着心地悪いだろうな。
というのが率直な感想でもあります。

当店のお客様は、良くオシャレ着感覚できものを着てくださる方も多いのですが
そんなみなさんからも、これは良いね!
とご好評をいただいているのが、本日ご紹介する


「片貝のデニムきもの」

です。
夏の麻もので有名な新潟は小千谷市周辺で織られる片貝木綿は綿きものの
会津・伊勢と並ぶ3大産地の1つ。
片貝木綿といえば、のメーカーさんが開発したのがこのデニムきものなんです。

元々、きものの織元が作っているだけあって、
まず、本当にしなやか!
普通の片貝木綿に比べても、しなやかに感じる生地は
実際にお誂え頂いたお客様も大好評の着心地の良さ。

仕立あげると両脇のラインは隠れてしまうのですが
そうなると、一見、正絹の紬かとも思わせる高級感も漂います。

デニム地らしく杢(もく)のような揺らぎが全体にあるため、
ただの無地や、木綿の格子(チェック)柄に比べると格段に深みがあるのも
面白いところ。

現代ときもののセンス・伝統技術がシッカリと良い感じにミックスされた一品。
ジーパンと同じように色移りがあるので、単独で洗っていただくようになりますが
お家洗いが可能なのも、普段きものとしてポイントが高いです。

帯合わせを考えるのが、本当に楽しくなる1枚。
ぜひ、日常生活に「きものでオシャレに過ごす」時間を取り入れてみてくださいね。

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