お洒落はさりげなく
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/P1120414.jpeg)
どうも。
ちんがらや4代目です。
今月(10月25日(金)〜28日(月))開催する「次代を担う造り手展Vol.4〜岡田その子の世界展」
次代を担う造り手展Vol.4~型絵染・岡田その子の世界〜開催予告
この日のために岡田さんに図案から作成して貰いました。
他のどこにもない、完全オリジナルの1本。
要望をお伝えして、それに基づいていくつか図案を作ってもらい。
と言うやり取りを何度か重ねて出来上がった型紙がこれ。
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/型紙.png)
そして、染め上がってきた作品がこれ!
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/P1120414.jpeg)
モチーフなんだか、ピンと来ました?
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/P1120425.jpeg)
団子があって・・・。
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/P1120422.jpeg)
青鬼に、桃に・・・。
![](https://chingaraya.main.jp/wp-content/uploads/2019/10/P1120415.jpeg)
島があって、
船があって。
犬、猿、キジも見つかりました?
そう。正解は桃太郎!
(岡山県に因んだ図案ということでリクエスト)。
岡田さんの童話のような作風で
丸の中に物語のモチーフを散りばめた図案。
この丸も、お団子のイメージでした。
桃太郎がどんとお太鼓に登場する図案もあったんだけど
あえて、主人公は入れず、想像してもらう形にしました。
なぜかって?
「桃太郎だ!どうだ!!」って、帯より
さりげなくモチーフを散らして
「あっ!よく見たら桃太郎だっ!」って
見た人に見つけてもらった方が、断然お洒落だと思うから。
この帯みたいに色々なとっかかりがあれば
例えば、
酉年(キジ)
申年(猿)
戌年(犬)
月見・花見(ダンゴ)
節分(鬼)
桃の節句(桃)
端午の節句(桃太郎)
てな感じで、色々と引っ掛けて色々なシーズンやシーンにお洒落に使える。
裏千家と遠州流の大きな先生が共著されてるお茶の装いの本にも
気軽な大寄せの茶会なんかは「季節柄の染帯でお洒落に」と記載のある通り。
「季節を楽しむ」っていうこと。
そして、「さりげなく匂わせる」ということ。
これは日本人のお洒落のキーポイント。
お茶人さんにだって、お洒落で着物を楽しみたい人にも。
自信を持ってオススメできる作品になりました。
ご興味のある方は、ぜひ、実物を見にきてくださいね。
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