十日町に行こう
新潟県の十日町市。
なぜいきなり十日町かといえば、昨日、京都の展示会で
新潟展を見てきたからなんです。
十日町といえば、きもの業界では結構有名な場所ですが、
多くの人はご存知ないかも知れませんね。
社会の教科書で1度は見た「火焔型土器」も有名ですが
今はアート関係の方には絶大な知名度のある場所かもしれません。
また、そぼ好きの方は「へぎ蕎麦」を思い浮かべますよね。
日本酒だって、美味しい地酒があるそうです。
岡山県民はよく知っているアートの祭典「瀬戸内芸術祭」。
その先駆けともいうべき「大地の芸術祭」が行なわれる地域でもあります。
(大地の芸術祭とは:http://www.echigo-tsumari.jp/about/overview/)
新潟県の内陸側に位置し、
長年かけて作り上げた豊かな里山に抱かれた長閑な町は
きもの業界的に、あえて語弊を恐れずにいえば、
京都に次ぐ「一大きもの産地」だったりします。
そもそも新潟は塩沢紬、越後上布、小千谷縮みを始めとする織物だけでなく
白生地の産地でもあり、近年は、染物も多数生産されるきものの産地です。
中でも十日町は、いわゆる、機械機と呼ばれる生産性を重視したものづくりで、
どちらかというとカジュアル感覚の織物を多く作ってきたのが特徴です。
私も何度か新潟には勉強に行っていますが、昨年5月に
初めて十日町の根啓さんという織元を訪ねました。
根啓さんは今では珍しい「絵絣」や
私が個人的大好きな「明石縮」を作っている織元です。
この根啓さんの話は、長くなるので別記事にまとめますが、
ここで、機械織り=比較的簡単に作られる量産品
のイメージはいい意味でぶち壊されましたのでした。
5月の新緑の頃もめちゃくちゃ綺麗でしたが
今年は8月末に遊びに行く計画を現在企画中です。
「雪と着物とコシヒカリ」「雪と着物と蕎麦の町」で
ネット検索すると、ヒットする十日町。
ご興味ある方は、ぜひ、一緒に産地を廻りませんか?
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