能登上布 着尺 縞

上布とはまだ税金が物納の時代。
高品質な布として珍重された上質な麻生地のことを指す言葉だったそうです。
そこから連なり、現代日本でも
越後上布、宮古上布、八重山上布など様々な上布が伝わっています。

能登上布もその内の1つ。
伝承によれば神代の時代。十代崇神天皇の皇女が能登地域に
野生の真麻での糸作りと機織りを伝えたのが能登上布の始まりだとか。
長く麻糸の産地として発展した同地域は、技術と産業の発展で
「能登上布」を製作。
ピーク時には100軒を越える織元が機音を響かせていたそうです。

それも今は昔。
能登上布の織元は今や山﨑麻織物工房さんのみとなっています。

能登上布の特徴は2つ。
ロウ引きをしたかの様なツヤと
生活の中で『着て欲しい』との思いから他産地の伝統的な上布に比べ
流通価格が控えめなこと。

特に今回ご紹介する縞や無地の着尺に関しては、手間と品質と希少性を考えても
お求めやすい価格帯で流通しています。

向こう側が透けて見える天女の羽衣のような美しい透け感と
厳選した細い麻糸が織り出す独特のシャリ感
こんにゃくのりで糸の1本ずつを包み込んで生まれるロウを引いたかのような艶


実用性も高く、お家洗いができるのも嬉しいですが
お洗濯を繰り返しても、このツヤはほぼ失われることはないのだとか。

そもそも麻糸は乾燥にさえ注意しれば丈夫なので
大切にお召しいただけば、夏場の日常着として愛用いただいても
永く、お楽しみいただける品質です。

今回ご紹介する縞の着尺は一見黒地にも見えますが
濃紺の地に、白で縞が入っています。

暑い夏場にはつい、クリアな色に目が行きがちですが
夏場の濃い色の着物には、実は着物通の心を捉えて離さない不変的な美しさが宿ります。

麻ですので着用時期の基本は、6月末〜9月第1週くらいまで。
その前後のシーズンについては、お住まいの地域の気候と
お出かけになる先によって、お考えになってください。

通常価格220,000円(税込)
お仕立代に関しては別途お尋ねください。
お仕立なしで商品だけのお納めも可能です。
お求め頂いた場合
商品代200,000円のうち、20%に当たる40,000円を被災地へ支援金として
寄付させて頂きます。

寄付先は
1,日本赤十字を通じた義援金
2,加賀友禅や能登上布など着物のものづくりの現場で寄付を求めているところ
からお客様にお選び頂きます。

ただし、情報収集の結果、2に該当する寄付先がなかった場合は
1の日本赤十字への義援金に返させて頂きます。

本キャンペーンは2024年1月末日のお申し込みまで有効。
ご紹介の商品は全て1点しかありませんので、先着順とさせて頂きます。

↓こちらの動画では4代目の言葉で上記作品の解説を行なっております。
ご興味ある方はぜひ、ご覧ください。

お申し込み、お問い合わせはお電話か下記お問合せフォームから
お気軽にお尋ねください。

最後までご覧いただいて、ありがとうございました。
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


関連記事一覧

最新記事