雪輪・七宝散らし小紋
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どうも。
ちんがらや4代目です。
いつもありがとうございます。
今回ご紹介するのは
袷(あわせ)にはもちろん、単衣にぴったりの上品な小紋です。
単衣の着物というのは裏地を付けずに表地のみで仕立る物の中で
絽や紗のような盛夏向けではない着物のこと。
乱暴に言ってしまえば、本来、単衣に向かない生地でも
裏をつけずに仕立れば、単衣として形上は成立します。
では、単衣に向く生地とはどんな生地か。
条件は2つです。
・頼り甲斐のある生地であること。
・汗ばむ時期にサラリと快適に着用できること。
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まず、最初の条件ですが
今回の小紋の生地。
ネット越しでは触っていただけないのが残念ですが、ある程度の厚みもあり
ストンと生地が落ちるオチ感もバッチリ。
裏地を付けない単衣仕立でも、強度面、立ち振る舞いに関しても及第点以上です。
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次の条件は快適性。
上記写真のように、畑の畝(うね)のようなシボ立の生地は
光の反射をアットランダムにすることで着物の表情を豊かにするだけでなく
生地が肌に当たる面積を少なくすることでサラリとした肌触りを実現します。
汗ばむ時期に快適に着物を着るための生地の工夫ともいえますね。
楊柳ちりめんに代表されるこういった生地の物は
もちろん、裏地をつけて袷に仕立ても良いけれど
モノづくりのコンセプトから単衣仕立に向いた着物なのです。
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地色はピンクベージュ。和名で行けば『灰梅色』と言ったところでしょうか。
品の良い大人の色目で、年代問わずおすすめできます。
模様は雪輪と七宝。
雪輪は雪解けを思わせるかのように、美しく掠れているのが印象的。
七宝も七宝繋ぎと単独の七宝という動きのある構図です。
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どちらも色を抑えてあり、絶妙のバランスで柄が散らされているので
柄のある小紋として楽しんでいただくことはもちろん
無地感覚でお召しいただくことも可能です。
この絶妙なバランスの小紋をプロデュースしたのは
創業300年を超える京都の老舗メーカー問屋矢代仁さん。
矢代仁さんといえば、西陣御召のイメージが強いですが
日本橋三越や東京高島屋など、呉服業界では日本最高峰の百貨店などの売り場で磨かれた
ブランドバリューに恥じない、安心のモノづくり。
流石の品質ですよね。
さらに『生地よし』『染めよし』『デザインよし』はもちろんのこと
うちも長いお付き合いをさせていただいている関係で『コスパ』もよし!
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お洒落な帯でお出かけ着としてお使いいただいても良いし
ちょっと格式のある織の帯でお茶席など少し改まった席に
お召しいただくのもおすすめです。
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ご興味ある方は、お気軽にお問合せください。
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